Printing

印刷

印刷について知ろう

印刷方式の違い

インクジェットプリンタ

圧力や熱によって イクを微粒子として射出するインクジェット方式で印刷

レーザープリンタ

レーザーを帯電させた感光体に照射することでトナー(顔料粉末)を転写し、熱や圧力によって定着させるレーザー方式で印刷

印刷機

C(シアン)・M(マゼンダ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4色のインキを重ね合わせることで文字や絵柄を印刷
印刷には、CMYKそれぞれの「版」が必要

オフセット印刷

印刷する場合に必要になるのが刷版という金属製の板、これを4色分作成する
刷版を印刷機にセットし、C版、M版、Y版、K版を順番に重ね合わせて印刷する

印刷機の中では下記の流れで印刷
① それぞれの版にインキがのせられる
② 版とブランケットが接触し、インキが転写される
③ ブランケットから印刷用紙へ印刷される

色はインキを混ぜるのではなく、色の点の密度で表現される

枚葉印刷機は、規格サイズなどに断裁された用紙を一枚ずつ印刷する印刷機
当社で導入している印刷機も枚葉印刷機
印刷機本体はフィーダ部(給紙部)、印刷部、デリバリ部(排紙部)で構成されている

版に付いたインキを一度ブランケットに転写(off)し、そのインキを用紙に転写(set)することからオフセット印刷と名付けられた

メリット

・高精細、大きいサイズの印刷が可能
・大部数、大量印刷に向いている
・高画質な写真や作品など繊細な表現ができる
・特色を使用でき、オンデマンドでできない色再現が可能

デメリット

・納期までに時間がかかることがある
・枚数が少ないと割高になる

オンデマンド印刷

印刷データをパソコンから直接、プリンタに送ることで印刷される
必要なものを、必要な時に、必要な数だけ印刷できる
オフセット印刷と違い「版」を作る必要が無い

メリット

・短納期、スピード対応が可能
・少部数、少量印刷で低コスト
・目的に合わせて柔軟に対応できる

デメリット

・特色が使用できないことや色ムラが出やすい
・枚数が増えると割高になる

POD専用光沢加工機

トナー部分に箔を転写し無版・無型で加工するオンデマンド光沢加工機
金箔加工などの光沢加工を1台で処理

面付け

ページものを印刷する場合は、ペラもののように1枚の用紙に1ページずつ印刷していては、印刷・製本ともに効率が悪くなってしまう
そのため、大きな用紙にページを並べて印刷し、用紙を折ることで製本効率を高める
このようにページものの面付けは、印刷と製本の手順や効率を考えて行う

面付けの原理

図のように紙を折り、順番に番号を振り、開いてみると1枚の紙にある規則に従った方向と順番でページが並んでいる
一般的に片面8ページ(表)、両面で16ページ(表裏)を用紙1枚の中に面付けし、印刷・製本する